2008年12月28日日曜日

ベンリー1967:フレームまわりの整備

ベンリーの1967年式は、現在タンクを錆取り&コーティング加工に出しています。タンクが戻ってくるまでの間、車体まわりの整備を進めています。

リヤホイール、ブレーキなどの清掃と組み直し。スィングアームやリヤクッションも外してピボット部をグリスアップ。ブレーキペダルやシフトペダルも良い感じに錆びているのですが、いちど磨いて今後のサビの進行を防ぎたいと思います。

エンジンを下ろそうとしたところで、左クランクケースカバーの+ネジを思いっきりなめてしまいました・・・ 特殊な工具を使えば抜けるのですが手元にもありませんので、これはバイク屋さんに泣きつこうと思います。油断していました。はじめからインパクトドライバーを使えば良かったと後悔です。エンジンマウント下部のボルトも固くてピクリともしませんし、他にも固着しているボルトがいくつかありますので、今回はエンジン回りはいったん後回しにしておきます。ただ、クランクケースの接合部あたりから、それなりのオイル漏れがありますので、早めに一度分解整備しておきたいものです。

フレームは点検も兼ねて磨いています。きれいに黒光りして、再塗装とは異なり、とても良い感じです。

公道を走るバイクの整備は実はほとんど経験がなく、ましてや古いバイクは初めてですので、なかなか新鮮です。フレームの奥の方に泥が固まっていたりすると、自分より年上の、幾年月を乗り越えてきたこのバイクの歴史に触れたようで、ちょっと感慨深いです。

そういえば、レーシングマシンですと、ネジがゆるまないとか、錆びているとか、もっといえば砂やオイルが車体についているということは、あり得ませんし、そもそも整備性がものすごく良いので楽でした。走る時間より圧倒的に整備している時間の方が長かったと記憶しています。ただ、あの頃鍛えられた?おかげで、15年ぶりとはいえ、手が基本動作とか締め付けトルクを覚えていて「このサイズのボルトでこんな部位ならこのくらいかな」なんて感じで、楽しくやってます。

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