2009年1月27日火曜日

ベンリー 絶好調

ベンリーの1967年式は好調に走っています。まだまだ直さなくてはいけないところは多々ありますが、街中をトコトコ走る分には全く支障ありません。ツインのサウンドはまさに60年代。なかなか良い音(うるさい?)です。


CD125Tは最近乗る暇がありませんが、週に1度はエンジンをかけています。2002年式で排ガス規制後の正真正銘の最終型ですが、それでも絶版から7年目。でも、長い間倉庫に眠っていただけに新車同様でピカピカです。結局走行距離もまだ600km台!乗るのがもったいないと思えるほど。暖かくなったらもっと乗りたいものです。

2009年1月5日月曜日

ベンリー1967:組み立て&エンジン始動



年末年始の細切れ時間を使って整備を進めていたベンリーCD125。年明け早々にひと段落となりました。

車体まわりをバラしてく見直しつつ、各部のチェック。左クランクケースカバー付近からのオイル漏れは少量だったこと、またケースカバーのネジをなめてしまったので、とりあえず外から「リークリペア」というシール剤で応急処置をしました。確実に止まっているようです。こういう、ケース接合部のガスケット部分からの少量のリークなどには効果がありそうです。

マフラーは、この年式にしてはとても状態が良いのですが、それでも振るとカラカラと音がしてカーボンがボロボロおちてきます。内部の仕切り板が朽ちているものと思われます。デフューザーを抜いてみようと思ったのですが、片方は固着して抜けず、もう片方は引き抜こうとしたところ途中から「もろっ」と崩れてとれてしまいました。多少音が大きいのですが、ここは頑強な実用車ベンリー、気にせずこのまま使うことにします。マフラー自体もところどころ凹んでいるのですが、これもまた良い感じです。

錆びとりとコーティングを終えたタンクも戻ってきました。さすがプロの技!見事に再生され、タンクからの2本目の出口となるパイプ(欠けていました)もきれいに溶接されています。ヒューエルコックも超音波洗浄で新品のようにきれいになって戻ってきました。

その他、欠品していたチェーンカバー下部などを追加したり、各部の点検、増し締め、錆取り、オイル交換などを行って、組み立て完了となりました。

42歳となるこのバイク、こんな状態で残っているのは、何より前オーナーの整備が行きとどき、かつ現役で走っていたと同時に、20年間室内保存されていたというのが大きいと思います。実際、ほとんどの重要部位はきちんとグリスアップされていました。そのまますぐに乗れる状態だったのですが、タンクの修復を待つ間に、勉強と清掃を兼ねて念のための整備を行ったというわけです。

翌日、ナンバーを取得して試運転。いい味です。走行中にカラカラとチェーンがケースにあたっているような音がするときがあるのですが、チェーンの張りは問題なし。マフラー内部の仕切り版か崩れたディヒューザーの音かもしれません。またぼちぼち調べたいと思います。楽しい試運転でした。