2009年2月14日土曜日


純正シートは張替えて見違えるようになりました。錆でぼろぼろだったキャリアもブラスト+パテ盛り+再塗装で綺麗になりました。

2009年1月27日火曜日

ベンリー 絶好調

ベンリーの1967年式は好調に走っています。まだまだ直さなくてはいけないところは多々ありますが、街中をトコトコ走る分には全く支障ありません。ツインのサウンドはまさに60年代。なかなか良い音(うるさい?)です。


CD125Tは最近乗る暇がありませんが、週に1度はエンジンをかけています。2002年式で排ガス規制後の正真正銘の最終型ですが、それでも絶版から7年目。でも、長い間倉庫に眠っていただけに新車同様でピカピカです。結局走行距離もまだ600km台!乗るのがもったいないと思えるほど。暖かくなったらもっと乗りたいものです。

2009年1月5日月曜日

ベンリー1967:組み立て&エンジン始動



年末年始の細切れ時間を使って整備を進めていたベンリーCD125。年明け早々にひと段落となりました。

車体まわりをバラしてく見直しつつ、各部のチェック。左クランクケースカバー付近からのオイル漏れは少量だったこと、またケースカバーのネジをなめてしまったので、とりあえず外から「リークリペア」というシール剤で応急処置をしました。確実に止まっているようです。こういう、ケース接合部のガスケット部分からの少量のリークなどには効果がありそうです。

マフラーは、この年式にしてはとても状態が良いのですが、それでも振るとカラカラと音がしてカーボンがボロボロおちてきます。内部の仕切り板が朽ちているものと思われます。デフューザーを抜いてみようと思ったのですが、片方は固着して抜けず、もう片方は引き抜こうとしたところ途中から「もろっ」と崩れてとれてしまいました。多少音が大きいのですが、ここは頑強な実用車ベンリー、気にせずこのまま使うことにします。マフラー自体もところどころ凹んでいるのですが、これもまた良い感じです。

錆びとりとコーティングを終えたタンクも戻ってきました。さすがプロの技!見事に再生され、タンクからの2本目の出口となるパイプ(欠けていました)もきれいに溶接されています。ヒューエルコックも超音波洗浄で新品のようにきれいになって戻ってきました。

その他、欠品していたチェーンカバー下部などを追加したり、各部の点検、増し締め、錆取り、オイル交換などを行って、組み立て完了となりました。

42歳となるこのバイク、こんな状態で残っているのは、何より前オーナーの整備が行きとどき、かつ現役で走っていたと同時に、20年間室内保存されていたというのが大きいと思います。実際、ほとんどの重要部位はきちんとグリスアップされていました。そのまますぐに乗れる状態だったのですが、タンクの修復を待つ間に、勉強と清掃を兼ねて念のための整備を行ったというわけです。

翌日、ナンバーを取得して試運転。いい味です。走行中にカラカラとチェーンがケースにあたっているような音がするときがあるのですが、チェーンの張りは問題なし。マフラー内部の仕切り版か崩れたディヒューザーの音かもしれません。またぼちぼち調べたいと思います。楽しい試運転でした。

2008年12月28日日曜日

ベンリー1967:フレームまわりの整備

ベンリーの1967年式は、現在タンクを錆取り&コーティング加工に出しています。タンクが戻ってくるまでの間、車体まわりの整備を進めています。

リヤホイール、ブレーキなどの清掃と組み直し。スィングアームやリヤクッションも外してピボット部をグリスアップ。ブレーキペダルやシフトペダルも良い感じに錆びているのですが、いちど磨いて今後のサビの進行を防ぎたいと思います。

エンジンを下ろそうとしたところで、左クランクケースカバーの+ネジを思いっきりなめてしまいました・・・ 特殊な工具を使えば抜けるのですが手元にもありませんので、これはバイク屋さんに泣きつこうと思います。油断していました。はじめからインパクトドライバーを使えば良かったと後悔です。エンジンマウント下部のボルトも固くてピクリともしませんし、他にも固着しているボルトがいくつかありますので、今回はエンジン回りはいったん後回しにしておきます。ただ、クランクケースの接合部あたりから、それなりのオイル漏れがありますので、早めに一度分解整備しておきたいものです。

フレームは点検も兼ねて磨いています。きれいに黒光りして、再塗装とは異なり、とても良い感じです。

公道を走るバイクの整備は実はほとんど経験がなく、ましてや古いバイクは初めてですので、なかなか新鮮です。フレームの奥の方に泥が固まっていたりすると、自分より年上の、幾年月を乗り越えてきたこのバイクの歴史に触れたようで、ちょっと感慨深いです。

そういえば、レーシングマシンですと、ネジがゆるまないとか、錆びているとか、もっといえば砂やオイルが車体についているということは、あり得ませんし、そもそも整備性がものすごく良いので楽でした。走る時間より圧倒的に整備している時間の方が長かったと記憶しています。ただ、あの頃鍛えられた?おかげで、15年ぶりとはいえ、手が基本動作とか締め付けトルクを覚えていて「このサイズのボルトでこんな部位ならこのくらいかな」なんて感じで、楽しくやってます。

2008年12月23日火曜日

ドライブ・スプロケット交換

CD125Tでは定番のドライブ(フロント)スプロケットの交換をしました。ノーマルの15Tから17Tへ変更します。

CD125Tは5速ですが、1-4速が非常に近い、いわゆるショートの状態です。発進してから4速まであっという間にシフトアップしなくてはなりません。出前や配達のように発進・加速・減速を繰り返す乗り方ですと良いのかもしれませんが、通勤・通学など一定の距離を乗る場合、特に幹線道路を走るような場合には、あまりにもショートで乗りにくいわけです。
ちなみに最終型であるJA03前後のスプロケは、ノーマルで15T-44Tです。これを17T-44Tに変更します。この手順はCD125T チューン・アップに詳しいので是非ご覧ください。他にもCD125Tに関する情報満載で、私も勉強させていただきました。

上記に詳しいのであまり細かく書きませんが、一応作業手順を参考まで書いておきます。
リヤタイヤ、チェーンカバー、左クランクケースカバーをはずします。このカバーはドリブンスプロケットの部分を覆うだけでガスケットはありません。ご安心ください。

17Tは定番のAFAM製を調達しました。17Tに変えると、上の写真の赤い部分(スプロケの後方側の部分)がカバーと干渉します。ここをカバーの一部を削る必要があります。
・スプロケ交換後、カバーをはめた状態で回すとカラカラと音がします。この際、あらかじめ、干渉する周辺部分に黒マジックかなにかで色をつけておくと、干渉した部分の色が剥げますので、場所を容易に特定できます。

・干渉する部分を削ります。棒ヤスリでゴシゴシやってもいいでしょう。私は電動ドリルに円錐形の研磨用砥石をつけて削りました。ホームセンターで売っています。

なお、チェーンはノーマル118Lですが、そのままでいけました。

さて、乗ってみると!
まず、4速の実用域が格段に広がったこと、そして5速で70-80kmくらいでの走行が非常に楽になったことが分かります。これまでは、1速で発進したら息つくまもなく5速まで上げる、という感じだったのですが、3,4,5速が使いやすいので走りやさすさが違います。流れの速い幹線道路では、かなりギャンギャン回していたような印象だったのですが、とても余裕があります。おそらく燃費も伸びるでしょう。
フロントスプロケ交換は本当にお勧めです。
※参考: フロントは17Tに変えたけど、もう少し最高速の伸びがほしい、ロングにしたいという方。最終方(JA03)と初期型(TF)をのぞきノーマルではリヤ45Tですから、これをさらに1T落として44Tにする方法があります。44Tは純正で手に入ります。部品番号 41201-KCP-J00で、3000円くらいです。

2008年11月30日日曜日

便利なベンリー


わがCD125Tは室内保管。そして67年ごろの初期型(写真の左)は修復中。そこで普段の足はCD90(HA03)です。これがなかなか好調!風防とレッグシールドのおかげで、寒風でもかなり快適。
そんなCD90で買い物にでかけると、駐輪場で70歳前後の見知らぬおじさん(おじいさんではなく、若々しいイケてるおじさま)がニコニコとこっちを見ているではありませんか。

「おぉ!CD90だね。いいねぇ」「ぼくも古いのばっかり乗ってるんだよ」そんな会話で話し込みました。なんと、翌日も同じ場所でばったり遭遇。またまたバイク談義で花が咲きました。

それにしても、最近はCD90、CD125ともに街で見かけることはメッキリ減ったのは残念です。鉄の塊みたいなバイクですが、頑丈でタフなベンリー最高です。

それにしても、そろそろ初期型の修復を本格的に開始しなければ!タンクの修理が終わるまでの間、車体関係の整備と全身の磨きを行おうと思います。

2008年9月7日日曜日

CD125スタート

【バイク暦】
1.スズキ 薔薇 (はじめてのバイク)
2.スズキ バーディー50 (バイトで乗っていた)
3.ホンダ MBX50F (高校生のときに購入。うれしかったなぁ)
4.ヤマハ RZ125 (初期型のRZ125.オイルを飛ばしながら疾走)
5.ヤマハ DT125 (オンボロ)
6.ホンダ スーパーカブ90(良く壊れて大変だった・・・)
7.ホンダ NS50F (ミニバイクSP50仕様)
8.ホンダ NS50F (同上、2台目)
9.ヤマハ YZ80 (S80 仕様)
10.HRC RS125R '89 
11.HRC RS125R '91 -国内A級(現国際ライセンス)昇格
※これ以外にNSR250RでSP250スポット参戦ほか

-15年のブランクを経て、ベンリー CD125で復活

こうしてみると、小排気量ばかり。実は公道で乗っていた期間よりもサーキットで乗っていた期間の方が長いくらいです。筑波、SUGOを中心にたまに鈴鹿にも。バイクの楽しさと怖さも思い知りました。一方で街乗りはいわば初心者。公道で時速80km以上出す気になれません。ベンリーくらいがちょうど良いのです。